39.1
(a)
√3=[1,1,2,1,2,1,2,1,2,1,..]
√5=[2,4,4,4,4,4,4,4,4,4,..]
(b)
a0=⌊√3⌋=1
a1=⌊1/(√3-a0)⌋=⌊(√3+1)/2⌋=1
a2=⌊1/[(√3+1)/2-a1]⌋=⌊√3+1⌋=2
a3=⌊1/(√3+1-a2)⌋=⌊(√3+1)/2⌋=a1
となり、床関数の変数がa1とa3とで同一となるから、
a3以後はa1, a2の組が繰り返される。
(c)
a0=⌊√5⌋=2
a1=⌊1/(√5-a0)⌋=⌊√5+2⌋=4
a2=⌊1/(√5+2-a1)⌋=⌊√5+2⌋=a1
となり、床関数の変数がa1とa2とで同一となるから、
a2以後はa1と同じ値が繰り返される。
39.2
(a)
a0=⌊π2⌋=9
a1=⌊1/(π2-a0)⌋=⌊1.149...⌋=1
a2=⌊1/(1.1499...-a1)⌋=⌊6.6689...⌋=6
(b)
1以外では特定の素数(2,3,5,47)とそれらからなる合成数しか現れないのかなあ。
先まで見ないと分からんけど。
(c)
227/23≈9.86956522...。π2=9.8696044..なので小数点以下3桁まで一致。
(d)
10748/1089≈9.86960514...なので小数点以下5桁まで一致。
39.3
(a)
a0=⌊√2+√3⌋=3
a1=⌊1/(√2+√3-a0)⌋=⌊6.83693...⌋=6
a2=⌊1/(6.83693...-a1)⌋=⌊1.194835...⌋=1
(b)
特には・・・。
(c)(d)
√2+√3≈3.14626437...
p0=3, q0=1, p0/q0=3
p1=19, q1=6, p1/q1=19/6≈3.16666..., |√2+√3-p1/q1|≈1/101.69
p2=22, q2=7, p2/q2=22/7≈3.1428..., |√2+√3-p2/q2|≈1/102.468
p3=129, q3=41, p3/q3=129/41≈3.14634146..., |√2+√3-p3/q3|≈1/104.113
p4=925, q4=294, p4/q4=925/294≈3.1462585..., |√2+√3-p4/q4|≈1/105.232
p5=1054, q5=335, p5/q5=1054/335≈3.14626866..., |√2+√3-p5/q5|≈1/105.368
p6=1979, q6=629, p6/q6=1979/629≈3.14626391..., |√2+√3-p6/q6|≈1/106.338
p7=8970, q7=2831, p7/q7=8970/2831≈3.14626447..., |√2+√3-p7/q7|≈1/107.001
39.4
(a)
p1=3, q1=2, q1|p1-q1√2|=2|3-2√2|=0.343145751...
p2=7, q2=5, q2|p2-q2√2|=5|7-5√2|=0.355339059...
p3=17, q3=12, q3|p3-q3√2|=12|17-12√2|=0.353247018...
p4=41, q4=29, q4|p4-q4√2|=29|41-29√2|=0.353605956...
p5=99, q5=70, q5|p5-q5√2|=70|99-70√2|=0.353544372...
p6=239, q6=169, q6|p6-q6√2|=169|239-169√2|=0.353554938...
p7=577, q7=408, q7|p7-q7√2|=408|577-408√2|=0.353553125...
p8=1393, q8=985, q8|p8-q8√2|=985|1393-985√2|=0.353553436...
(b)
p1=4, q1=3, q1|p1-q1·21/3|=3|4-3·21/3|=0.660710551...
p2=5, q2=4, q2|p2-q2·21/3|=4|5-4·21/3|=0.158736798...
p3=29, q3=23, q3|p3-q3·21/3|=23|29-23·21/3|=0.501764606...
p4=34, q4=27, q4|p4-q4·21/3|=27|34-27·21/3|=0.482445373...
p5=63, q5=50, q5|p5-q5·21/3|=50|63-50·21/3|=0.197375263...
p6=286, q6=227, q6|p6-q6·21/3|=227|286-227·21/3|=0.471780033...
p7=349, q7=277, q7|p7-q7·21/3|=277|349-277·21/3|=0.517762616...
(c)
p1=22, q1=7, q1|p1-q1π|=7|22-7π|=0.0619599741...
p2=333, q2=106, q2|p2-q2π|=106|333-106π|=0.935055735...
p3=355, q3=113, q3|p3-q3π|=113|355-113π|=0.00340631193...
p4=103993, q4=33102, q4|p4-q4π|=33102|103993-33102π|=0.633219299...
p5=104348, q5=33215, q5|p5-q5π|=33215|104348-33215π|=0.365864174...
(d)
(問題文の|pn-qn√2|は誤植で、正しくはqn|pn-qn√2|)
qn|pn-qn√2|は1/(2√2)=0.353553391...に収束する。
∵) p0=1, p1=3, pn=2pn-1+pn-2 (n≥2)だから、pnは線形回帰数列。
練習問題37.5と同様に、漸化式の特性方程式α2=2α+1から
一般項pn=[(1+√2)n+1+(1-√2)n+1]/2を得る。
同様にqnもq0=1, q1=2, qn=2qn-1+qn-2 (n≥2)の線形回帰数列で、
qn=[(2+√2) (1+√2)n+(2-√2) (1-√2)n]/4。
これよりqn|pn-qn√2|=(√2-1)[2+√2-(2-√2)( √2-1)2n]/4
→(2+√2)(√2-1)/4=1/(2√2) (n→∞)。
(e)
un=pn/qnは明らかにn→∞でαに収束するので、
任意の正定数εに対しあるn0が存在してn≥n0なるすべてのnに対し
|pn/qn-α|<εである。
定理39.2のpn-1/qn-1- pn/qn=(-1)n/(qn-1qn)より、
|(-1)n/(qn-1qn)|=1/(qn-1qn)=|pn-1/qn-1- pn/qn|=|pn-1/qn-1-α-(pn/qn-α)|
≥|pn-1/qn-1-α|-|pn/qn-α|>|pn-1/qn-1-α|-ε。
あとはこれより|pn-1/qn-1-α|<1/(qn-1qn)+ ε<1/qn-12とできることを
示せばいいのだと思うが・・・。
39.5
p-1=p1-a1p0=1, p-2=p0-a0p-1=0
q-1=q1-a1q0=0, q-2=q0-a0q-1=1
39.6
定理39.2のpn-1qn- pnqn-1=(-1)nを、
pn, qnを係数とした一次不定方程式とみなすと、
nが偶数の時はxqn+ ypn=1の解x=pn-1, y=-qn-1が存在することになるので
定理6.1(一次方程式定理)により、gcd(pn, qn)=1。
nが奇数の時は両辺に-1をかけて、
xqn+ ypn=1の解x=-pn-1, y=qn-1が存在すると見做せば同様にgcd(pn, qn)=1。
0 件のコメント :
コメントを投稿