演習問題13
(a)
X={1,...,n}の異なる元からなる任意の2つの順序付きn対(i1,...,in),
(j1,...,jn)について、
jk=σ(ik)となる写像σ:X→Xは明らかに1対1で全射だから、
対称群の定義によりσ∈Sn。
(i1,...,in), (j1,...,jn)は任意だから、順序付きn対全体の集合Pn上で、
Snは可移に作用するので、Snはn重可移
(b)
n≥3とし、X={1,...,n}の異なる元からなる任意の2つの順序付き(n-2)対
(i1,...,in-2), (j1,...,jn-2)について、{i1,...,in-2}={j1,...,jn-2}だったとする。
このとき、(a)によりSnはn重可移だから(n-2)重可移なので、
σ·(i1,...,in-2)=(j1,...,jn-2)となるσ∈Snが存在する。
{i1,...,in-2}に含まれないXの2元をx1,x2として、
σ(x1 x2)·(i1,...,in-2)=(j1,...,jn-2)となり、(x1 x2)は互換だから、
sgn(σ(x1 x2))=-sgn(σ)となり、σとσ(x1 x2)のどちらかはAnに入る。
したがって、{i1,...,in-2}={j1,...,jn-2}ならば、
τ·(i1,...,in-2)=(j1,...,jn-2)となるτ∈Anが存在する。
{i1,...,in-2}≠{j1,...,jn-2}で、{j1,...,jn-2}に入らない{i1,...,in-2}の元が1つの場合、
それぞれ唯一つのik∉{j1,...,jn-2}とjl∉{i1,...,in-2}をとり、
(j1,..., jl -1, jl, jl +1,...,jn-2)の代わりに(j1,..., jl
-1,ik, jl +1,...,jn-2)を用いた、
σ·(i1,...,ik,...,in-2)=(j1,..., jl -1,ik, jl +1,...,jn-2)となるσ∈Anが存在する。
すると(ik jl)σ(ik jl)-1·(i1,...,ik,...,in-2)= j1,..., jl -1, jl, jl +1,...,jn-2)で、
(ik jl)σ(ik jl)-1∈Anとなる。
{j1,...,jn-2}に入らない{i1,...,in-2}の元が2つの場合には、
1つの場合の(ik jl)に当たる互換2つによって、
1つの場合と同様にすればよい。
よって、σ·(i1,...,in-2)=(j1,...,jn-2)となるσ∈Anが、
任意の(i1,...,in-2),(j1,...,jn-2)について存在するのでAnは(n-2)重可移。
(n-1)対(i1,...,in-1), (j1,...,jn-1)については、
(n-2)対の場合の(x1 x2)が存在しないので、
σ·(i1,...,in-2)=(j1,...,jn-2)となるσ∈Snが偶置換とは限らない。
実際、例えば(i1,...,in-2,in-1)を(i1,...,in-1,in-2)に写す置換は、
(in-1 in-2)∉Anのみだから、Anは(n-1)重可移ではない。
演習問題14
(a)
2×2行列には4つの成分があるので、成分の選択はq4通りあるが、
そのうちGL(2,Fq)の元になるのは行列式が0でない行列である。
2×2行列の行列式が0になるのは、
(i)第1行目がすべて0となるq2通りの行列
(ii)第1行目の一つの成分が0、もうひとつの成分が0ではなく、
第2行目が第1行目のスカラー倍(このスカラーはFqの元)となる2(q-1)q通りの行列
(iii) 第1行目の成分はすべて0でなく、
第2行目が第1行目のスカラー倍となる(q-1)2q通りの行列
のいずれかだから、|GL(2,Fq)|=q4-[q2+2(q-1)q+(q-1)2q]=q(q-1)(q2-1)。
(b)
任意のA∈GL(2,Fq)とS∈SL(2,Fq)についてdet(ASA-1)=1だから、
ASA-1∈SL(2,Fq)なのでSL(2,Fq)⊴GL(2,Fq)。
(1/det(A))I2A∈SL(2,Fq)だからA∈det(A)I2SL(2,Fq)でdet(A)∈Fq*なので、
GL(2,Fq)/SL(2,Fq)≃Fq*I2となるから、|GL(2,Fq)/SL(2,Fq)|=q-1。
よって(a)により|SL(2,Fq)|=|GL(2,Fq)|/(q-1)=q(q2-1)。
PGL(2,Fq)=GL(2,Fq)/Fq*I2だから、|PGL(2,Fq)|= |GL(2,Fq)|/(q-1)=q(q2-1)=|SL(2,Fq)|。
(c)
定義によりPSL(2,Fq)はSL(2,Fq)の、
aI2 (a∈Fq*)からなるSL(2,Fq)の正規部分群Nによる商群SL(2,Fq)/N。
N⊴SL(2,Fq)よりdet(aI2)=a2=1だから、a=±1なのでN={±I2}。
故にFqの標数が2(すなわち命題11.1.1によりq=2n (n∈ℕ))ならN={I2}だから、
|PSL(2,Fq)|=|SL(2,Fq)|=q(q2-1)、
またFqの標数が奇素数ならN={±I2}だから、
|PSL(2,Fq)|=|SL(2,Fq)|/2=q(q2-1)/2である。
(d)
(c)により、
|PSL(2,F2)|=6,
|PSL(2,F3)|=12,
|PSL(2,F5)|=60,
|PSL(2,F7)|=168。
(e)
GL(3,F2)のv=(1,0,0)∈(F23)*への線形変換による作用を考える。
GL(3,F2)は正則な線形変換からなるので、任意のw∈(F23)*について、
あるA∈GL(3,F2)が存在してA·v=Av=wとなるから、
|GL(3,F2)·v|=|(F23)*|=|F23∖{0}|=23-1=7。
GL(3,F2)におけるvの固定部分群GL(3,F2)vの元をB=(bij)とすると、
Bv=v, v=(1,0,0)よりb11=1, b21=0, b31=0。bijに対するBの(i,j)余因子をΔijとすれば、
F2で考えているのでdet(B)=b11Δ11+ b21Δ21+b31Δ31=Δ11。
B∈GL(3,F2)なのでΔ11=|(b22, b23),(b32, b33)|≠0だから、
((b22, b23),(b32, b33))の選択の仕方は、GL(2,F2)の位数と同数となるので、
(d)により((b22, b23),(b32, b33))の選択は6通り。
そしてそのそれぞれについてb12, b13の選択が22=4通りあるから、
|GL(3,F2)v|=6·4=24である。
したがって定理A.4.9(群の作用の基本定理)により、
|GL(3,F2)|=|GL(3,F2)·v||GL(3,F2)v|=7·24=168。
さらに13.3節演習問題9によりGL(3,F2)≃PGL(3,F2)だから、
|PGL(3,F2)|=|GL(3,F2)|=168。
演習問題15
GL(2,F2)については、13.3節演習問題9と同様に、
任意のA∈GL(2,F2)は正則だからdet(A)∈F2は0でないので、
det(A)=1の可能性しかない。故にGL(2,F2)=SL(2,F2)。
さらに演習問題14(c)の標数2の場合により、
PSL(2,F2)=SL(2,F2)/{I2}≃SL(2,F2)。
Fp2の原点を通る直線は、(x,y)∈Fp2として、
x≡0 (mod p), y≡0 (mod p)と、x,y,a∈(Fp)*としてax≡y (mod p)である。
x∈(Fp)*なのでgcd(x,p)=1だから、任意のx,y∈(Fp)*に対し、
a∈(Fp)*が(必ずしも唯一つではないが)定まるので、
上のp+1個の直線でFp2の原点を通る直線は尽くされている。
したがって、Fp2の原点を通る直線はp+1個ある。
PSL(2,F2)≃GL(2,F2)で、
演習問題14(d)により|PSL(2,F2)|=|GL(2,F2)|=6=|S3|である。
F22において原点を通る直線は2+1=3個あり、
(F2)*のすべての元v1=(1,0), v2=(1,1), v3=(0,1)をそれぞれ通るから、
GL(2,F2)の元によるF22上の線形変換はすべて、v1,v2,v3の置換を生じさせる。
故に群準同型φ2: GL(2,F2)→S3が存在する。
Ker(φ2)はすべての1≤k≤3に対し(aij)vk=vkとなる(aij)∈GL(2,F2)だから、
k=1に対しa11=1かつa21=0、
k=2に対しa11+a12=1かつ a21+a22=1、
k=3に対しa12=0かつa22=1なので、このような(aij)はI2のみだからφ2は1対1。
故に同型だから、GL(2,F2)≃S3となり、したがってPSL(2,F2)≃S3。
次に演習問題14(d)により|PSL(2,F3)|=12=|A4|である。
F32において原点を通る直線は3+1=4個あり、
(F3)*の元のうち同じ直線上にあるものを類別すると、
l1={(1,0),(2,0)=-(1,0)},
l2={(2,1),(1,2)=-(2,1)},
l3={(1,1),(2,2)=-(1,1)}, l4={(0,1),(0,2)=-(0,1)}。
PSL(2,F3)の作用により、l1,l2,l3,l4が置換されるから、
群準同型φ3: PSL(2,F3)→S4が存在する。
演習問題14(b)によりPSL(2,F3)=SL(2,F3)/{±I2}だから、
k=±1, v1=(1,0), v2=(2,1), v3=(1,1), v4=(0,1)として、
Ker(φ3)はすべての1≤m≤4に対し(aij)vm=kvmとなる(aij)∈SL(2,F2)の、
{±I2}との積についての同値類である。
(aij)vm=kvmの具体的表式を整理すると、
a11=a22, a12=0, a21=0を得、|aij|=a11a22=1からa11=a22=±1。
故にKer(φ3)={±I2}となり、PSL(2,F3)の単位元だけとなるからφ3は1対1。
したがって、PSL(2,F3)≃Im(φ3)となり、Im(φ3)はS4の位数12の部分群である。
このような群はA4のみだから、PSL(2,F3)≃A4。
演習問題16
Hが唯一つのGの極小正規部分群からなるなら、
命題14.3.10によりある単純群Aとあるn∈ℕが存在して、
H≃Anだから、Hは有限単純群の直積と同型。
Hが異なる複数のGの極小正規部分群N1,..., Nkからなるとすると、
H=N1N2...Nkなので、命題14.3.10により、
ある単純群A1,..., Akとあるn1,..., nk∈ℕが存在して、Ni≃Aini
。
任意の2つの異なるNi, Njについて、
もしNi⋂Nj≠{e}なら Ni⋂Nj⊴Gだから、
NiまたはNjの自明でない部分群Ni⋂NjがGの正規部分群となり、
Ni, Njの極小性に反する。故にNi⋂Nj={e}。
したがって演習問題7(c)を繰り返し適用して、
H=N1N2...Nk≃N1×...×Nk≃A1n1×...×Aknkだから、Hは有限単純群の直積と同型。
演習問題17
演習問題2(d)によりAGL(n,Fp)≃Fpn⋊GL(n,Fp)だから|AGL(n,Fp)|=pn|GL(n,Fp)|。
v=(1,0,...,0)∈Fpn∖{0}への、線形変換によるGL(n,Fp)の作用を考える。
vの固定部分群をGL(n,Fp)vとして、定理A.4.9(群の作用の基本定理)により、
|GL(n,Fp)|=|GL(n,Fp)·v||GL(n,Fp)v|で、
演習問題4(c)により、GL(n,Fp)はFpn∖{0}上可移に作用するから、
|GL(n,Fp)·v|=|Fpn∖{0}|=pn-1。
n≥2について|GL(n,Fp)v|=∏1≤k≤n-1 (pn-pk)を数学的帰納法により証明する。
n=2のとき、演習問題14(a)により|GL(2,Fp)|=p(p-1)(p2-1)で、
|GL(n,Fp)·v|=p2-1だから、
|GL(n,Fp)v|=|GL(2,Fp)|/|GL(n,Fp)·v|=p2-pなので成り立つ。
n=m-1の時成り立つと仮定して、n=mのときを考える。
A=(aij)∈GL(m,Fp)vとすると、Av=(a11, a21,...,am1)=vだから、
a11=1, a21=...=am1=0なので、Aの(i,j)余因子をΔijとすれば、
det(A)=a11Δ11=Δ11≠0。
したがってA11=((a22,..., a2m),...,(am2,..., amm))∈GL(m-1,Fp)で、
A11の可能な選択の数は帰納法の仮定により、
|GL(m-1,Fp)|=(pm-1-1)∏1≤k≤m-2 (pm-1-pk)。
各A11に対しa12,..., a1mの選択がpm-1通りあるから、
|GL(m,Fp)v|=pm-1|GL(m-1,Fp)|=pm-1(pm-1-1) ∏1≤k≤m-2 (pm-1-pk)
=(pm-p)∏1≤k≤m-2 p(pm-1-pk)=(pm-p)∏1≤k≤m-2 (pm-pk+1)
=(pm-p)∏2≤l≤m-1 (pm-pl)=∏1≤l≤m-1 (pm-pl)となりn=mでも成り立つ。
したがって、n≥2について|GL(n,Fp)v|=∏1≤k≤n-1 (pn-pk)だから、
|AGL(n,Fp)|=pn(pn-1)∏1≤k≤n-1 (pn-pk)となり(14.18)を得る。
演習問題18
(a)
AとBのどちらかがAbel単純群なら、素数位数の巡回群だが・・・
う~ん・・・
(b)
{1,...,r}から任意に1~r-1個の元{i1,...,ik}(1≤k≤r-1)をとり、
aj∈Aj (1≤j≤r)としてπ((a1,...,ak))=(ai1,..., aik)によって、
写像π:A1×...×Ar→Ai1×...×Aikを定義すれば明らかにπは全射準同型で、
Ker(π)⊴A1×...×ArはA1,...,Arから Ai1,...,Aik を除いた群の直積。
A1,...,Arは非Abel群なので、演習問題5を繰り返し適用することで、
自明でない正規部分群は全てこの形である。
演習問題19
(a)
Gは可移なので任意のj∈{1,...,n}について、
h(i)=jとなるh∈Gが存在する。
Giが{1,...,n}∖{i}上可移とする。
k,l∈{1,...,n}を任意のk≠iかつl≠jなる文字として、
l≠iのとき、すなわちk,l∈{1,...,n}∖{i}ならば、
g1(k)=h-1(l)≠iとなるg1∈Giが存在するので、
σ=hg1∈Gをとればσ(i)=jかつσ(k)=lとなる。
l=iのときはl≠jよりi≠jで、h-1(i)≠iだから、
g2(k)=h-1(i)となるg2∈Giが存在するので、
σ=hg2∈Gをとればσ(i)=jかつσ(k)=iとなる。
したがって、任意のk≠iかつl≠jなるi,j,k,l∈{1,...,n}について、
σ(i)=jかつσ(k)=lとなるσ∈Gが存在するので、Gは2重可移。
逆にGが2重可移なら、任意のj,k∈{1,...,n}∖{i}について、
j≠iかつk≠iだから、σ(j)=kかつσ(i)=iとなるσ∈Gが存在する。
したがってσ∈GiだからGiは{1,...,n}∖{i}上可移。
(b)
Gは可移なので任意の相異なるj1,...,jk∈{1,...,n}について、
hm(i)=jm
(1≤m≤k)なるhm∈Gが存在する。
Giが{1,...,n}∖{i}上(k-1)重可移とすると、
{1,...,n}の相異なる元からなる順序付き(k-1)対全体の集合
Pk-1={(j1,...,jk-1)| j1,...,jk-1∈{1,...,n}∖{i}}について、Giは可移に作用する。
2つの順序付きk対(i1,...,ik), (j1,...,jk)について考える。
(i) ある一つの1≤m≤kなるmについてim=iで、j1,...,jkはiを含まない場合:
hm(i)=jmなるhm∈Gとl≠m (1≤l≤k)について、il≠i, jl=hm(il)≠i だから、
σ1·(i1,...,im-1,im+1,...,ik)=(hm-1(j1),..., hm-1(jm-1),hm-1(jm+1),...,hm-1(jk))
となるσ1∈Giが存在する。σ=hmσ1∈Gをとれば、
σ·(i1,...,im-1,i,im+1,...,ik)=hm·(hm-1(j1),..., hm-1(jm-1),i,hm-1(jm+1),...,hm-1(jk))
=(j1,...,jm-1, jm,jm+1,...,jk)となる。
(ii) ある一つの1≤m≤kなるmについてjm=iで、i1,...,ikはiを含まない場合:
(i)によりσ·(j1,...,jk)=(i1,...,ik)となるσ∈Gが存在するから、σ-1·(i1,...,ik)=(j1,...,jk)。
(iii) (i1,...,ik),
(j1,...,jk)の両方にiが含まれる場合:
iを含まない任意の順序付きk対(r1,...,rk)について、
(i)によりσ1·(i1,...,ik)=(r1,...,rk)となるσ1∈Gが存在し、
(ii)によりσ2·(r1,...,rk)=(j1,...,jk)となるσ2∈Gが存在するから、
σ=σ2σ1∈Gをとればσ·(i1,...,ik)=(j1,...,jk)。
(iv) (i1,...,ik), (j1,...,jk)の両方にiが含まれない場合:
iをひとつ含む任意の順序付きk対(r1=i,...,rk)について、
(ii)によりσ1·(i1,...,ik)=(r1,...,rk)となるσ1∈Gが存在し、
(i)によりσ2·(r1,...,rk)=(j1,...,jk)となるσ2∈Gが存在するから、
σ=σ2σ1∈Gをとればσ·(i1,...,ik)=(j1,...,jk)。
以上により、任意の2つの順序付きk対(i1,...,ik), (j1,...,jk)について、
あるσ∈Gが存在してσ·(i1,...,ik)=(j1,...,jk)となるから、
{1,...,n}の相異なる元からなる順序付きk対全体の集合
Pk={(j1,...,jk)| j1,...,jk∈{1,...,n}}について、Gは可移に作用することになり、
よってGはk重可移。
逆にGがk重可移とする。{1,...,n}∖{i}の相異なる元からなる、
任意の2つの順序付き(k-1)対 (i1,...,ik-1), (j1,...,jk-1)に対し、
2つの順序付きk対(i1,...,ik-1,i),
(j1,...,jk-1,i)を考えれば、
あるσ∈Gが存在してσ·(i1,...,ik-1,i)=(j1,...,jk-1,i)である。
σ(i)=iなのでσ∈GiだからGiは{1,...,n}∖{i}上(k-1)重可移。
したがってGがk重可移であることと、
Giが{1,...,n}∖{i}上(k-1)重可移であることは同値。
演習問題20
定義14.3.1により、Gが2重可移なら、
任意にi∈{1,...,n}をとってiの固定部分群をGiとすると、
すべてのj,k∈{1,...,n}∖{i}について、
σ(i)=iかつσ(j)=kとなるσ∈Giが存在するから、Giは{1,...,n}∖{i}上可移。
そこでj∈{1,...,n}∖{i}を任意に一つ取れば、
先と同様にしてjの固定部分群Gjは{1,...,n}∖{j}上可移となるから、
任意のk∈{1,...,n}∖{j}に対しτ(k)=i
となるτ∈Gjが存在する。
するとτσ(j)=iとなるので、結局全てのj,k∈{1,...,n}について、
jをkに写すGの元が存在するから、Gは可移。
0 件のコメント :
コメントを投稿