27.1
(a) 4370=2·5·19·23で19≡23≡3(mod 4)だから表せない。
(b) 1885=5·13·29だから表せて、1885=432+62。
(c) 1189=29·41だから表せて、1189=332+102。
(d) 3185=5·72·13だから表せて、3185=562+72。
27.2
(a) 4370=2·5·19·23で19≡23≡3(mod 4)だから表せない。
(b) 18852=18132+5162
(c) 11892=9892+6602
(d) 3185の素因数には72があるので、規約ピタゴラス数の斜辺としては現れない。
27.3
定理27.2においてa=st=5929=72·112とみて、
s=7, t =11とおけば、(a,c)=(36, 85)。
s=1, t=7·11とおけば、(a,c)=(2964, 2965)。
27.4
あるiに対しpi≡3 (mod 4)とし、m=A2+B2と表せたとする。
もしpi |A2ならpi2|A2, pi2|B2だから、piはMの素因数に含まれるので問題の場合ではない。
そこでpi |A2でないとすると、A2+B2≡0 (mod pi)で、A, B ≢0 (mod pi)。
piは素数なので、AA-1≡1 (mod pi)となるA-1が、練習問題9.2の補題2により存在するから、
1+(A-1B)2≡0 (mod pi)より(A-1B)2≡-1 (mod pi)。つまり(-1/pi)=1となるが、
pi≡3 (mod 4)なので平方剰余の相互法則に反する。
したがって、mを2つの平方数の和に表すことはできない。
27.5
おそらく定理27.1(b)もこの練習問題27.5(a)(b)も記述不足で、定理27.1(a)でM=1、
つまり「数mが奇数/偶数かつ相異なる素数の積に素因数分解できて」
という前提の話だと思う。原著でどうなっているのか知らないが。
もしそうでなければ、素数p1, p2≡1 (mod 4)としてm= p1 p22のとき、
mは練習問題27.5(a)の条件を満たすが、gcd(a,b)= p2となることが可能。
(a)
定理27.1(a)により、mは2つの平方数の和としてm= a2+b2と表せるが、
gcd(a,b)=M>1なら、a=a'M, b=b'Mとしてm=M2(a'2+b'2)なので、
mは相異なる素数の積のみにならない。したがってgcd(a,b)=1。
(b)
定理27.1(a)を用い、(a)と同様に証明できる。
(c)
mが素数なら定理26.1により明らか。
mの素因数に素数の平方p2があるとき、p2|( a2+b2)ならp|a, p|bとなる事を示せれば、
gcd(a,b)=1と矛盾するので、(a)(b)のどちらかの数であることがわかるのだが、
どうやればいいんだろう・・・。
27.6
(a)
(i) 10=32+12のみなので、S(10)=1。
(ii) 70=2·5·7で7≡3 (mod 4)だから、2つの平方数に表すことはできないのでS(70)=0。
(iii) 130=2·5·13=92+72=112+32なので、S(130)=2。
(iv) 1105=5·13·17=332+42=322+92=312+122=242+232なので、S(1105)=4。
(b)(c)(d)
S(5)=1, S(5·13)=2, S(5·13·17)=4, S(5·13·17·29)=8,
S(13)=1, S(13·17)=2, S(13·17·29)=4, S(13·17·29·37)=8。
から、
S(p1 p2... pr)=2(r-1)
と予想される。証明は・・・。
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