演習問題8
(a)
ℚ=F0⊂F1⊂... ⊂Fn⊂ℝ, α∈Fnで、1≤i≤nについて
Fi=Fi-1(√(ai2+bi2))(1≤i≤n)となるai,bi∈Fi-1があるようなものが存在したとする。
Fn⊂Pを数学的帰納法で証明する。
Pはℝの部分体なので標数0だから、ℚ=F0⊂P。
Fi-1⊂Pと仮定すると、ai,bi∈Fi-1に対し√(ai2+bi2)∈PだからFi=Fi-1(√(ai2+bi2))⊂P。
したがってFn⊂Pとなるからα∈P。
逆にα∈Pとする。
...作図自体は複素平面上で行われ、αは最後に実軸に持っていくだけなので、
複素平面上でどう思えばいいかがいまいちわからない・・・。
(b)
...
演習問題9
OA=OB=aとすると、AB=√2a。
ABを直径とした半円の面積はπ(AB/2)2/2=πa2/4で、
四分円OABの面積に等しい。
四分円OABの弦ABと弧ABに囲まれた図形の面積をSとすれば、
図の弓型の面積は、ABを直径とした半円の面積からSを引いたものだから、、
四分円OABの面積からSを引いたもの、すなわち△OABの面積に等しい。、
演習問題10
(a)
limx→+0 xcot(πx/2)=(2/π) limt→+0
tcot t=(2/π) limt→+0 cos t/(sin t/t)=2/π。
ただしlimt→+0
sin t/t=1を用いた。
(b)
y軸は作図可能だから、(a)により円積曲線とy軸の交わりから、
2/πが作図可能なので、定理10.1.4の証明からπ/2,π,√πが作図可能。
したがって単位円の面積πに等しい面積をもつ、
一辺が√πの正方形が作図可能。
(c)
0<a≤1なので0<sin(πa/2)≤1, 0≤cos(πa/2)<1。
図より√(a2+b2)cosθ=b=acot(πa/2)=acos(πa/2)/sin(πa/2)で、
√(a2+b2)=acos(πa/2)/sin(πa/2)だから、cosθ=cos(πa/2)。
0<θ≤π/2なのでθ=πa/2。
(d)
原点から出るθの半直線と円積曲線の交わりをA(a,b)とすると、
aは作図可能。したがってa/3は作図可能だから、
(a/3,0)からx軸に垂線を立てて、B(a/3, (a/3)cot((πa/6)))が作図可能。
半直線OBとy軸のなす角は(c)によりπa/6=θ/3だから、
半直線OBはθの三等分線である。
(e)
0<θ<2πについて、0<θ/4<π/2を(d)によって3等分した角を4倍すればよい。
(f)
作図可能な全ての数αについて、a/αが作図可能だから、
θのα等分が可能である。
演習問題11
y=x2とx=2y2の交点はO(0,0)とA(2-1/3, 2-2/3)。
Aからx軸に垂線を下ろせば2-1/3は作図可能、
さらに21/3が作図可能となるから、例10.1.10により立方体の倍積が可能。
演習問題12
(a)
θ=π/2すなわちy軸と、r=θの交点は(0,π/2)だから、π/2は作図可能。
したがってπ,√πが作図可能なので、単位円の面積πに等しい面積をもつ、
一辺が√πの正方形が作図可能。
(b)
半直線θ=θ0とr=θの交点は(r,θ)=(θ0,θ0)。
これよりθ0は作図可能。θ0/3も作図可能なので、
円r=θ0/3を描けば、r=θとの交点(r,θ)=(θ0/3,θ0/3)と原点を結ぶ直線は、
θ0の三等分線。
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