2011-12-01

コックス「ガロワ理論」 10.1節の演習問題2


演習問題8
(a)
=F0F1... Fn, αFnで、1inについて
Fi=Fi-1(√(ai2+bi2))(1in)となるai,biFi-1があるようなものが存在したとする。
FnPを数学的帰納法で証明する。
Pの部分体なので標数0だから、=F0P
Fi-1Pと仮定すると、ai,biFi-1に対し√(ai2+bi2)PだからFi=Fi-1(√(ai2+bi2))P
したがってFnPとなるからαP

逆にαPとする。
...作図自体は複素平面上で行われ、αは最後に実軸に持っていくだけなので、
複素平面上でどう思えばいいかがいまいちわからない・・・。

(b)
...

演習問題9
OA=OB=aとすると、AB=√2a
ABを直径とした半円の面積はπ(AB/2)2/2=πa2/4で、
四分円OABの面積に等しい。
四分円OABの弦ABと弧ABに囲まれた図形の面積をSとすれば、
図の弓型の面積は、ABを直径とした半円の面積からSを引いたものだから、、
四分円OABの面積からSを引いたもの、すなわちOABの面積に等しい。、

演習問題10
(a)
limx→+0 xcot(πx/2)=(2/π) limt→+0 tcot t=(2/π) limt→+0 cos t/(sin t/t)=2/π
ただしlimt→+0 sin t/t=1を用いた。

(b)
y軸は作図可能だから、(a)により円積曲線とy軸の交わりから、
2/πが作図可能なので、定理10.1.4の証明からπ/2,π,√πが作図可能。
したがって単位円の面積πに等しい面積をもつ、
一辺がπの正方形が作図可能。

(c)
0<a1なので0<sin(πa/2)1, 0≤cos(πa/2)<1
図より√(a2+b2)cosθ=b=acot(πa/2)=acos(πa/2)/sin(πa/2)で、
√(a2+b2)=acos(πa/2)/sin(πa/2)だから、cosθ=cos(πa/2)
0<θπ/2なのでθ=πa/2

(d)
原点から出るθの半直線と円積曲線の交わりをA(a,b)とすると、
aは作図可能。したがってa/3は作図可能だから、
(a/3,0)からx軸に垂線を立てて、B(a/3, (a/3)cot((πa/6)))が作図可能。
半直線OBy軸のなす角は(c)によりπa/6=θ/3だから、
半直線OBθの三等分線である。

(e)
0<θ<2πについて、0<θ/4<π/2(d)によって3等分した角を4倍すればよい。

(f)
作図可能な全ての数αについて、a/αが作図可能だから、
θα等分が可能である。

演習問題11
y=x2x=2y2の交点はO(0,0)A(2-1/3, 2-2/3)
Aからx軸に垂線を下ろせば2-1/3は作図可能、
さらに21/3が作図可能となるから、例10.1.10により立方体の倍積が可能。













演習問題12
(a)
θ=π/2すなわちy軸と、r=θの交点は(0,π/2)だから、π/2は作図可能。
したがってπ,√πが作図可能なので、単位円の面積πに等しい面積をもつ、
一辺がπの正方形が作図可能。

(b)
半直線θ=θ0r=θの交点は(r,θ)=(θ0,θ0)
これよりθ0は作図可能。θ0/3も作図可能なので、
r=θ0/3を描けば、r=θとの交点(r,θ)=(θ0/3,θ0/3)と原点を結ぶ直線は、
θ0の三等分線。

0 件のコメント :

コメントを投稿