31.1
定理31.1の証明で√Dの代わりにαとおくだけで、全く同様に証明できる。
31.2
(a)
y=1のときyγ≈1.618よりx=2。x/y=2。
y=2のときyγ≈3.236よりx=3。x/y=1.5。
y=3のときyγ≈4.854よりx=5。x/y≈1.667。
y=4のときyγ≈6.472よりx=6。x/y=1.5。
y=5のときyγ≈8.090よりx=8。x/y=1.6。
y=6のときyγ≈9.708よりx=10。x/y≈1.667。
y=7のときyγ≈11.326よりx=11。x/y≈1.571。
y=8のときyγ≈12.944よりx=13。x/y=1.625。
y=9のときyγ≈14.562よりx=15。x/y≈1.667。
y=10のときyγ≈16.180よりx=16。x/y=1.6。
y=11のときyγ≈17.798よりx=18。x/y≈1.636。
y=12のときyγ≈19.416よりx=19。x/y≈1.583。
y=13のときyγ≈21.034よりx=21。x/y≈1.615。
y=14のときyγ≈22.652よりx=23。x/y≈1.643。
y=15のときyγ≈24.271よりx=24。x/y=1.6。
y=16のときyγ≈25.889よりx=26。x/y=1.625。
y=17のときyγ≈27.507よりx=28。x/y≈1.647。
y=18のときyγ≈29.124よりx=29。x/y≈1.611。
y=19のときyγ≈30.743よりx=31。x/y≈1.632。
y=20のときyγ≈32.360よりx=32。x/y=1.6。
x=21, y=13が最もγに近い。
(b)
γ≈1.618033989である。
x=34, y=21に対しx/y=1.619047619
x=55, y=34に対しx/y=1.617647059
x=89, y=55に対しx/y=1.618181818
x=144, y=89に対しx/y=1.617977528
x=233, y=144に対しx/y=1.618055556
x=377, y=233に対しx/y=1.618025751
x=610, y=377に対しx/y=1.618037135
x=987, y=610に対しx/y=1.618032787
x=1597, y=987に対しx/y=1.618034448
(c)
ある長方形から、その短辺を一辺とする正方形を切り出したときの残りの長方形が、
もとの長方形と相似、となるときのもとの長方形の辺の比が黄金比。
この定義からすると、美学とかどっちかというと後付けで、
実用上、木板なり石板なりの規格を取りやすいとか、
この規格に従っておけば、余りからもなんか作れそうとか、そういう話な気がする。
Euclid原論4巻の正五角形の作図定理の美しさが、
美学的というか神秘的なムードを漂わせてはいるので、
その辺から美学と関連付けられたんだろうか。まあどっちが先かよく知らんが。
現代的にはFermat素数の性質という理解から、
さらにGalois理論とも関連付けられる、面白い数。
0 件のコメント :
コメントを投稿